一般社団法人芦屋青年会議所-JCI-

2023年度・理事長あいさつ ASHIYA JC

理事長

はじめに

1973年8月、芦屋青年会議所は、明るく豊かな社会を作るまちの若きリーダーを育むための組織として、全国で540番目の青年会議所として創立されました。リーダーに必要な資質、それは Proactiveな姿勢です。「Proactive」という単語には「主体的」「積極的」「前向き」といったさまざまな意味がありますが、「自燃性」とも言い換えることができると私は考えます。「自燃性」とは、熱意や情熱を持って自分から率先して物事に取り組むことであり、自ら行動するそのエネルギーが、周囲の人の心を焚き付け動かしていきます。
諸先輩方はまさしくこの自燃性を体現し、そしてそこから生み出されたまちの人々の笑顔の灯は現在まで私たちに消えることなく受け継がれてきました。昨年、芦屋青年会議所は50周年を迎えましたが、50年間という期間、社会にはさまざまな変化があり、また今 もなお新型コロナウイルス 感染症という未知の脅威との共生を模索しています。しかしながら、どのような困難があってもProactiveに行動し、まちに50年間受け継がれてきた笑顔の灯を消さず、さらに大きなものにしていくことが私たち芦屋青年会議所の使命です。

メンバー一人ひとりが組織を作る

Proactiveな行動を行うためには、土台が必要です。芦屋青年会議所には50年間築かれてきた大きな礎がありますが、芦屋青年会議所がどのような組織となっていくかを決めるのは、今、そして未来のメンバー一人ひとりです。そのため、全員が芦屋青年会議所という組織に責任を持ち、同時にそれぞれの想いは尊重されるべきです。
メンバー一人ひとりが、自分、そして芦屋青年会議所がよりよくなるために何をすべきか、何をしたいかを考え、行動します。そして、他のメンバーもその考えや想いに耳を傾け、前向きに受け止め、共に行動します。わからなければ、コミュニケーションをとり、理解に努めます。素直に言葉を尽くせば、信頼関係が育まれます。
未来の自分、そして芦屋青年会議所のために一人ひとりが行動し、その成功を一緒に喜ぶことで、メンバーに笑顔の灯を広げます。

若い力をまちの起爆剤に

芦屋市に住む人口のうち、40代以下は47%にとどまっています。それに伴い、芦屋のまちのために活動する芦屋の市民団体の年齢層も高くなってしまう中、芦屋青年会議所は50年という歴史と伝統を有しながらもメンバーは30代までで構成され、40歳になれば現役を退く稀有な団体です。この特徴を最大限活用し、自分たちにしかできないことは何かを考え、Proactiveに行動します。これまで先輩諸氏より受け継ぎ培ってきたものを生かしつつ、無理かもしれない、無駄かもしれないなんて考えず、若さを武器に、無謀だと思えることでも果敢に取り組敢に取り組みますみます。
まちのための運動は、まず自分たちが嬉しい、面白い、楽しい、感動するものでなくてはなりません。自ら時間を忘れなりません。自ら時間を忘れるる熱い想いを抱いた運動は、まちの人々の心を動かし熱い想いを抱いた運動は、まちの人々の心を動かし、笑顔の、笑顔の灯を灯を広げ広げます。

仲間の輪を広げよう

芦屋青年会議所はメンバー10名と少数精鋭です。一方で、より多くのメンバーがいれば、まちのためにより大きなことができるようになります。芦屋のまちのためにProactiveに行動したい、何かしたいという想いを持つ同志は必ず他にもいるはずです。そんな未来の仲間たちを探し、出会い、想いを伝えることが重要です。
また、想いを伝えるためには自分たちの魅力や課題を充分に理解した上で運動を発信し、共感いただくことが第一歩です。これは、芦屋青年会議所のメンバーを増やすことだけでなく、芦屋青年会議所のサポーターを増やすことにもつながります。自分たちが何を考え、何をするのか、そしてそれが芦屋のまちや人にどう活かされるのか、それらをまず自分たちが咀嚼し、それを周囲の人々に伝えます。そして、それに共感する仲間を増やし、笑顔の灯を広げます。

活発な議論のために

青年会議所の基本は合議であり、すべての物事は会議で決定されます。活発な議論のためには、一人ひとりが すべて の議題に関心を持ち自分事として捉えProactiveに発言するとともに、メンバー全員の心理的安全性が保たれ、自分の意見が尊重されていると感じられる場を作ることが重要であると考えます。加えて、メンバーの貴重な時間をいただいているという意識を持つことも大事です。誰もが安心して発言でき、そして、限られた時間を最大限活用できるようメリハリのついた会議運営を心掛けてまいります。
メンバー全員が真剣に議論を交わし合意した物事は、芦屋青年会議所の未来を明るく灯します。

結びに

本年、芦屋青年会議所は51年目となり、新たな一歩を踏み出しました。これまでの50年という歴史は大変重いものですが、それに甘んじて受け身になってはいけません。さらなる発展のため、芦屋青年会議所のメンバー一人ひとりが自燃性の人間になることを心掛け、1年間、Proactiveに行動します。一人では勇気が出なくても、仲間がいます。仲間とともに行動し、達成する喜びは大きな笑顔の灯を生み出します。「Be Proactive!」を合言葉に、まちの人々の心を動かし、そして生まれた笑顔の灯を芦屋のまち全体に大きく広げることで、明るく豊かな芦屋のまちを実現します。