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2013理事長写真

2016年度
一般社団法人 芦屋青年会議所 スローガン

スローガン

はじめに

 いつの時代も、私たち青年が熱い想いを持ち行動することにより社会をリードしてきました。青年が次代を“デザイン”してきたのです。
 本来“デザイン”とは、目的をもって具体的に立案・設計することを意味します。しかし、立案・設計するだけでは目的を達成できません。私は、具体的に立案・設計できたのであれば率先して行動すべきであり、行動して初めて価値ある“デザイン”になると考えます。常に、私たち青年は次代を“デザイン”する必要があります。今を見つめ、次代を想い、率先して行動していこうではありませんか。

 芦屋では、志高き青年達が1973年8月「武庫の山なみを背に茅の海のぞむ国際文化住宅都市芦屋に住む我々青年は、明るい豊かな社会の建設と創造をめざし、青年会議所運動を通じ全国の同士と手を握り若い情熱のかぎりをつくす事」を誓い合い、芦屋青年会議所として歩み始めました。その後、阪神大震災も乗り越え、先輩方が弛むことなく芦屋のまちをリードして来ました。
 歩みはじめて40余年が経った2016年。社会に目を向ければ、少子化、超高齢社会、無縁社会、自然災害対策など課題が溢れています。しかし、私たち青年は次代を“デザイン”することができます。こういう時代だからこそ、今まで築いてこられた先輩方の功績を振り返り、今を見つめ直し、明るい豊かな次代を想い、可能性がある限り行動していきましょう。そして、その想いを繋いでいきましょう。


“まちの未来”をデザインする

 私たちの誇りである芦屋。
 芦屋は阪神地域のほぼ中間、大阪湾を見おろす六甲山脈の南側に位置しています。山を背に海に臨む地形環境と晴天の多い気候もあり、風光明媚な住宅都市として発展を続けてきました。魅力あるまちであるがゆえ、多くの方が新たに芦屋に住まい、様々な目的で芦屋を訪れます。芦屋は、様々な思想や価値観、感性が集まるまちなのです。その特徴を芦屋の更なる魅力にするためにも、長きに渡り芦屋に住む方や新たに住み始めた方など、多くの芦屋にゆかりのある方々と共に、今の芦屋を見つめ直し、魅力や課題を見出し、まちの未来を想い行動することで、芦屋のまちがより魅力あるまちへと導かれると考えています。そこで、私たちは芦屋にゆかりのある方々や、同じように芦屋のために活動する諸団体にも共感して頂き、リーダーシップを発揮し、そのような機会を創造していきます。
 また、過去においては、行政が中心となり進めた「芦屋国際文化住宅都市」の指定と、市民主導による「市民憲章」の宣言が、官、民のまちを想う功績として挙げられます。今後も、官民の両輪が連携し合いながら、まちの未来を想い行動していく必要があります。それを導いていくことも、私たち芦屋青年会議所の大きな役割と考えています。


“次世代の可能性”をデザインする

 まちに溢れる子ども達の笑顔。それは、まちの財産があり、そこには大きな可能性があります。私は芦屋青年会議所での運動を通して、このことを強く感じるようになりました。
 近年は、学校教育も創意工夫がなされています。その学校教育と両輪となり、子ども達の更なる可能性を見出すため、私たちは日常では経験できない感受性を育む機会を創造していきます。そして、自ら行動する大切さを伝えていきます。それは、必ずや、想いを持ち、まちを牽引し、未来に新たな価値を生み出していく存在へと子ども達を導きます。

 まちで目にする青年達の活躍。それはまちの活力であり、そこには可能性を実現するパワーがあります。つまり、私たち青年は行動する事により、あらゆる可能性を現実のものにできるのです。
 常に、青年は経済人・地域人として、率先して行動する事が求められます。そのためにも、自らができる事、やるべき事を見出し、気概と覚悟を持って歩んで行く必要があります。それに向け、組織を巻き込み、地域を巻き込んで行動できる魅力あるリーダーとして必要な資質向上に努めます。また、地域の青年と共に資質向上できる機会も創造していきます。

 これらの青少年世代の可能性の育成や青年世代のリーダーとしての資質向上は、明るい次代へとつながると確信しています。


“団体・仲間”をデザインする

 友情、情熱、感動、涙。このような少し気恥ずかしくなるような言葉が、青年会議所には似合います。感情を揺さぶられるような経験が、青年会議所にはあるのです。
 それは、家庭でもない、仕事ではないところで、各分野で活躍する青年経済人が集い、自分たちのまちのために貴重な時間を費やし、仲間と真剣に議論し、情熱を持って活動しているからこそ得られる経験だと思います。また、その活動を通して気概を持って行動する事により、青年経済人として大きく成長し、かけがえのない友情も得る事ができるのです。その成長や友情の広がりは止まることはありません。求めれば、友は兵庫、近畿、日本、世界へと広がり、還暦を過ぎても友と共に笑顔で時を過ごすことができるのです。青年会議所は、そのような多くの魅力を持つ団体です。だからこそ、団体として本来あるべき姿を描き、より強固な基盤を築いていきます。
 この芦屋青年会議所が、芦屋の地において、芦屋の未来のために運動を続ける限り、一人でも多くの方に私たちの活動を知って頂き、共感して頂かなければなりません。そして、私たちの運動を発信し続け、市民の方々に届け、巻き込んでいけるよう、新たな情報発信にもチャレンジし、効果的な広報に努めていきます。また、一方的な発信だけでなく、市民の方の声も受け取れるような双方向のコミュニケーションも意識し、まちに根差した青年会議所活動を進めていきます。

 団体としての強固な基盤や市民の方々への発信、メンバー個々の資質向上は、新たな仲間を引き寄せる事にも結び付くと確信しています。芦屋があり続ける限り、芦屋青年会議所が存在し、より魅力的な活動を行なっていくためにも、新たな仲間が必要不可欠です。それは、メンバー個々への刺激となり、より有意義な活動や青年会議所運動の発信にもつながります。そのためにも、より多くの仲間を迎え入れ、より魅力的な団体へと成長し続けていきます。


結びに

 2017年、芦屋青年会議所は45周年を迎えます。1973年の設立以来、先輩方が弛むことなく築き上げて来られた功績の節目でもあり、次の50周年、60周年への弾みの年でもあります。来る45周年に向け、先輩方の想いを受け取り、芦屋青年会議所のあるべき姿を描き、未来へと想いを繋いでいきます。

 2016年、メンバーが一丸となり、あふれる想いを胸に夢ある未来を“デザイン”し続けます。

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