
第54代理事長
福井 健人
はじめに
ーあおくさい心が世界を変えるー
これまで私は、青年会議所を通じて多くの方々と出会ってきました。実績のある人、地位の高い人、経済的に豊かな人「会っておくべきだ」と言われる人たちにも数多く会いました。しかし、今その方々と何かを共にしているかと問われれば、答えは「NO」です。
では、私に本当に影響を与えてきたのは誰なのか。それは 「何かを成そうとしている人」 です。
戦時下のウクライナを訪れた際、「子どもたちを救いたい」という思いだけで行動し続ける JC の先輩に出会いました。国籍も立場も超え、自分の生活を変え、手探りで現地へ向かったその行動力は、今やウクライナでも知られるほどになっています。しかし私が心を動かされたのは、有名になったことではなく、今もなお世界平和のために行動し続けている姿でした。そこには年齢や肩書きは一切関係ありません。行動の源にあるのはただ、「助けたい」「力になりたい」「みんなを幸せにしたい」という単純でまっすぐな「あおくさい感情」です。
私は、このあおくささこそが、人を、地域を、そして世界を変える力だと信じています。私自身もそのエネルギーに心を揺さぶられた一人です。価値観が変わるような体験は、誰かから与えられるものではなく、自ら行動した先にしか生まれません。行動が純粋であればあるほど、「自分も何かを成したい」という原動力に変わります。
だからこそ私は今年度、この「あおくさい影響力」を芦屋の人々へ、そしてまち全体へ広げていく運動を進めていきたいと考えています。
私はこう呼びかけます。
「あおくあれ」
純粋な感情を行動に変え、その熱をまちへ伝えていきます。私たちの胸の奥にあるあおくさいエネルギーを、芦屋の未来へ伝播させてまいります。
会員拡大
ー自分を動かし、行動する勇気をもつー
芦屋に暮らし、芦屋で働く方が「青年会議所として一緒に挑戦したい」と自然に思える事業を中心に運動を進めてまいります。なぜなら、生活レベルで地域とかかわる中でこそ、「本当に変えたいこと」や「改善すべきこと」が見えてくるからです。そのため、芦屋市内で事業をされている方々や地域団体の皆さまと協働し、ビジネスにも、地域にも価値が生まれる「トピック性のある事業」を展開します。単なる名刺交換や交流会ではなく、「面白そう」「参加したい」「一緒にやりたい」心が動く瞬間をつくり出すことを大切にします。
会員拡大とは、人数を増やすことそのものではありません。芦屋の未来を自分の未来として考え、行動したいと思える大人を増やすこと。その純粋な想いが中心になってこそ、地域に運動が生まれます。地域で暮らし、働き、日々の生活の中で芽生える「こうしたい」「こうなったらいい」その小さな感情の揺れこそ、行動の起点です。その感情に火がついたとき、まちの未来は確かに動き始めます。私たちは、そんな想いを持つ人と出会い、共に挑戦できる環境を整えます。
芦屋で生きる大人が、理想に向かって動き出せる機会を広げ、地域とつながるほど価値が生まれ、ビジネスでも社会でも互いの未来が開かれていく。そんな組織の姿を目指します。行動し続ける大人があふれる芦屋をつくること。それこそが、私が描く会員拡大の目的であり、芦屋青年会議所のあるべき姿です。共に挑戦し、共に未来の芦屋を創ってまいります。
総務・交流
ー仲間を動かし、共に挑戦できる環境作りー
芦屋青年会議所の課題は、情報が散在し、必要な情報に辿り着きにくいことで、せっかく芽生えた「動こう」という想いが立ち止まってしまうことです。私たちは、行動の可能性を止めたくありません。決裁・資料・スケジュールなど、あらゆる情報を AI で一元管理する仕組みを整え、迷いなく一歩踏み出せる環境を実現します。
また、家族の応援は活動を継続させる大きな力です。家庭との交流を深め、活動への理解を育み、「参加しやすさ」を組織の文化として定着させます。想いを行動に変えるには、その一歩を支える土台が必要です。挑戦が止まらず、挑戦が連鎖する組織へ。すべての行動が前向きに積み重なっていく環境を、総務から確実に創り上げてまいります。
まちづくり
ーまちを動かし、人と人をつなぐー
芦屋市が進める「教育を軸としたまちづくり」と足並みを揃え、地域全体を巻き込みながら、子どもたちの未来を育てる力を高めてまいります。多様な価値観は、経験によって育まれます。だからこそ、親子が共に挑戦し、体験し、学べる機会を創出します。
挑戦から得る気づきや感情の揺れこそ、未来を拓く原動力になると信じています。行政・学校・家庭とつながり、経験が連鎖し、学びが循環する芦屋へ。すべての子どもが、新しい世界へ踏み出す勇気を育めるまちを。次の世代へとつないでまいります。
結びに
ー理想を掲げ、次の世代へー
行動の先には、いつも「誰か」がいます。理屈より先に心が揺れた時、その一歩こそが人間らしさの証です。利己でも利他でも構いません。誰かを想って動いた瞬間、その行動はすでに未来を変えています。そして、その一歩は必ず自分自身にも返ってきます。あおくさく踏み出した挑戦は、経験となり、成長となり、やがて芦屋というまちで胸を張って活躍できる「自信」へと変わります。挑戦する青年が増えるほど、その熱は周りへ伝わり、LOM はより魅力ある組織へ進化していきます。
感情が人を動かし、行動がまちを変える。その連鎖こそが、まちづくりの本質です。私たち自身のあおくさい行動が、自分を育て、仲間を導き、芦屋の未来を確かに前へ進めていきます。「あおくあれ」情熱にまっすぐに。自分のためと誰かのためを重ねながら、挑戦が連鎖し続ける芦屋を、私たちと共につくってまいります。